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2016.04.18 中小企業の建設工事業の皆様 原価管理できていますか? |
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おはようございます。
神戸・大阪・明石・姫路を中心にシニアの経理財務経験者および企業のための人財マッチングサービスを展開しております。シニアエイド・イノベーションの田中です。
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被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げるとともに一日でも
早く復旧されることをお祈りいたします。
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本日は「中小企業の建設工事業の原価管理について」お話しいたします。
※ソフトウェアメーカー(ソフトハウス)にも言えることです。
中小企業の建設工事業の皆様、工事ごとの原価管理できていますか?
過去にソフトメーカーに勤務していた頃、建設工事業のお客様と商談をする機会が何度もありました。
建設工事業の会計は特殊で「工事完成基準」または「工事進行基準」で行います。
工事完成基準は例えば工期が1年の工事受注し、予定や予算に対して工事を進めていきます。
その際、工事にかかった費用(材料費・人件費・その他)は「未成工事支出金」という科目で計上します。この段階では未成工事支出金は資産として計上され、原価計上されておりません。工事が完成するまで、未成工事支出金として計上していきます。1年後に工事が完成し、その段階で未成工事支出金に計上されていた費用を原価に振り替える仕訳を起こし、売上を立てます。基本的に完成工事の場合は、この時点で今回の工事の利益がどの程度であったかが具体的にわかります。※この規模になるとソフトウェアまたはExcel等で管理されているところはあります。
小さい工事なら管理上、利益も把握できますが、工期が長くなると工事が完成した段階で赤字だと気付く場合もございます。
それでは、工期が長く決算をまたぐ工事が多い企業は、決算時にすごい赤字を出すことで融資が受けられず資金繰りが回らなくなり倒産してしまうなどの問題があり、「工事進行基準」が2009年4月より「工事進行基準」が導入されました。
工事進行基準は「工事完成基準」同様に「未成工事支出金」に費用を計上していくところは一緒ですが、工事の進捗率で売上原価計上することが求められます。
簡単説明しますと工事が30%進捗した場合、受注金額1億の工事であれば3千万円売上計上し、それまでかかった費用を原価計上いたします。そうすることで工期の長い工事でもある時点の利益を適正に把握することができるメリットがございます。
どちらにせよ何が大切かというと、きちんと「原価管理をされているかどうか」です。
これはどの業種にも言えたことですが適正に原価(固定費・変動費)を管理することで利益を圧迫しているものが見えたり、今まで気づかなかった費用がわかったりもします。
管理の方法はいろいろとございますので今は自分の頭でしか管理していない方や簡単にExcelで管理している企業様、どのように管理をしたらよいのかなど疑問やご質問があればお問合せ下さい。ご相談に乗ります。管理ソフトについてもアドバイスいたします。
不明点やご意見ございましたら下記までご連絡お願いいたします。
また、内容に間違いがある場合もご連絡頂けると幸いです。
TEL : 078-321-5114
Mail : info@senior-aid.jp
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